テンパールの代表商品 = 住宅用分電盤
一家に一台、必ず設置されている住宅用分電盤。
家の中のどこに設置されているかご存知ですか?
今回は分電盤のしくみについてご紹介します。
(写真は当社製品のものです。)
突然電気が消えてしまったら誰でも慌ててしまいますよね。
『電気が消えた』=『停電』と考えるのは早合点です。
では分電盤にどういう対応をすれば良いのでしょう。
下の順序にそって見てみてくださいね!
家全体の電気が消えた
→1番へ
家の部屋の一部の電気が消えた
→2番へ
ご自宅の分電盤を確認してみましょう。
リミッターが切れている(東京などのリミッター付地区)場合。
1.使用していた電気器具を減らしてください。
2.リミッターを再び「ON」にしてください。
主幹の漏電遮断器が切れている場合。
漏電遮断器の表示ボタン(黄色(または白色)のボタン)はどうなっていますか?
A. 表示ボタンが出ている。
①漏電遮断器のハンドルを下におろしてから再び「ON」にしてください。
②切れない
そのまま使用してください
②切れる
電気回路が異常です。
漏電の可能性もあります。
至急連絡先または電気工事店に連絡してください。
B. 表示ボタンは出ていない。
①使用していた電気器具を減らしてください。
②主幹の漏電遮断器のハンドルを下におろしてから再び「ON」にしてください。
「切」になっている安全ブレーカの回路でお使いの電気が、その回路の電気容量を超えています。
その回路(概ね部屋別になっていることが多い)でお使いの電気器具を減らしてください。
その後で...「切」になっている安全ブレーカのハンドルを「入」にしてお使いください。
再び電気が切れてしまったら...
電気がよく切れる部屋やフロアの電気回路の容量が、お使いの電気器具の合計の容量より小さいためです。
一度にたくさんの電気器具を使うのを控えましょう。
その回路を分割・分岐するには工事が必要です。
お近くの電気工事店さまや電力会社さまにご相談ください。
ご使用中の電気器具のスイッチを切りコンセントからプラグを抜いておきましょう。
電力が復旧するまでお待ちください。停電の原因や復旧についてはお近くの電力会社へお問合せください。
電気配線のきまりである『内線規程』が改訂され、台所・洗面所・トイレなど水まわりのコンセントには従来、『接地(アース)極付コンセント』を使用するよう勧告されていましたが、このたび「義務的事項」となりました。
電気製品で最近よくみかける3Pの電気プラグ。
これに対応するためのコンセントを『接地(アース)極付コンセント』といいます。
従来、これらの9種類の電気製品は接地(アース)極付のコンセントを使用するように、内線規程で勧告されていましたが、このたび「義務的事項」として規定されました。
住宅に施設する200Vコンセントには『接地(アース)極付コンセント』を使用することが義務づけられました。
住宅の標準的なコンセント数は、家庭で使用する電気製品の増加に伴って見直されています。
(─電気配線のきまり 『内線規程』 の改訂による。)
エアコン、据付型電磁調理器、大容量機器、換気扇(トイレ除く)、庭園灯、浄化槽、給湯器、ベランダ、車庫などのコンセントは、下記の設置数とは別に考慮します。
余裕のあるコンセント数で快適な電気生活を送りましょう!
場所 | コンセント設置数(個) |
---|---|
台所 | 6(100V)/1(200V) |
食事室 | 4(100V)/1(200V) |
主な機器 |
---|
●冷蔵庫●ラジオ●コーヒーメーカー●電気ポット●ジューサー・ミキサー●トースター●レンジ台●オーブン電子レンジ●オーブントースター●食器洗い乾燥機●電気生ごみ処理機●電熱コンロ●ホットプレート●電熱コンロ●電気ジャー炊飯器●ホームベーカリー●電気鍋●卓上電磁調理器 |
広さ | コンセント設置数(個) |
---|---|
5㎡(3~4.5畳) | 2(100V)/-(200V) |
7.5~10㎡(4.5~6畳) | 3(100V)/1(200V) |
10~13㎡(6~8畳) | 4(100V)/1(200V) |
13~17㎡(8~10畳) | 5(100V)/1(200V) |
17~20㎡(10~13畳) | 6(100V)/1(200V) |
主な機器 |
---|
●電気スタンド●ステレオ●ビデオ●DVD/CDプレーヤー●ラジカセ●扇風機●電気毛布●電気あんか●加湿器●ふとん乾燥機●ワープロ●パソコン●蚊とり器●ズボンプレッサー●テレビ●セラミックヒーター●ファンヒーター●電気カーペット●電気こたつ●電気ストーブ●掃除機●アイロン●空気清浄機●BS/CSチューナー●テレビゲーム機●FAX付電話●多機能コードレス電話●パソコン関連機器(モニター、プリンター) |
コンセント設置数(個) | 主な機器 |
---|---|
2(100V)/-(200V) | ●温水洗浄暖房便座●空調●換気扇●電気ストーブ |
コンセント設置数(個) | 主な機器 |
---|---|
1(100V)/-(200V) | ●熱帯魚水槽●掃除機 |
コンセント設置数(個) | 主な機器 |
---|---|
2(100V)/1(200V) | ●洗濯機●掃除機●電気髭そり●洗面台●電動歯ブラシ●ホットカーラー●ヘアードライヤー●洗濯乾燥機●衣類乾燥機 |
コンセント設置数(個) | 主な機器 |
---|---|
1(100V)/-(200V) | ●掃除機 |
コンセントの数え方は、コンセントの種類、口数に関係なく、1つと数えます。
つまり、1口でも、2口でも、さらに口数の多いものでも1個とみなします。
電気は私たちの大切な資源。
住宅用分電盤は大切な電気を日夜管理し電気生活を守っています。
住宅用分電盤も長年使用しているとさまざまな故障が現れてくる場合があります。
簡単な定期点検で住宅用分電盤の健康診断をしてみましょう!
ひとつでも○があったらお近くの電気工事店さまにご相談ください。
また賃貸住宅の場合は貸主さまにご相談ください。
点検項目 | チェック欄 | |
---|---|---|
1 | 住宅用分電盤の表面が異常に熱くなっている | |
2 | 住宅用分電盤の表面が異常に変色または焦げている。 | |
3 | 住宅用分電盤から異常な音がする。 | |
4 | 住宅用分電盤が破損・ひび割れや変形している。 | |
5 | 照明が急に明るくなったり、暗くなったりする。 | |
6 | テレビの画面が大きくなったり、小さくなったりする。 | |
7 | 電気器具にさわるとピリピリする。 | |
8 | 電気を使うとブレーカが切れる。 | |
9 | 住宅用分電盤に漏電遮断器が付いていない。 | |
10 | 住宅用分電盤が取り付け後13年以上になっている。 |
一般的に住宅用分電盤は13年が交換のめやすとなっています。
使用環境によって交換時期は異なりますが、定期的な点検を行って安全な電気生活をおくりましょう。
素人の電気工事は禁止されています!
ご自分でフタを開けたり電気工事をしないでください!感電の恐れがあります!
分電盤の表面の汚れは、乾いた布で拭いてください。 汚れがひどくやむを得ず洗剤を使う場合は、水で薄めた中性洗剤に浸した布を水気の出ないよう固く絞って軽く拭いた後、再び乾いた布で拭く等して、決して水気が残らないようにしてください。水気は厳禁です!
テンパールの代表商品 = 住宅用分電盤
一家に一台、必ず設置されている住宅用分電盤。
家の中のどこに設置されているかご存知ですか?
今回は分電盤のしくみについてご紹介します。
(写真は当社製品のものです。)
部屋の中の電気製品の一部が使用できなくなっただけなのです。
これは分電盤の中に組み込まれているブレーカが動作したものによります。
玄関入り口、台所などの壁の上部に設置されています。
配線数のことで安全ブレーカ(配線用遮断器)の個数です。
上の写真は24回路です。ご家庭の分電盤は何回路ですか?
安全に流せる電気の量には限界があるため、各部屋の電灯やコンセントなどに分けて配線してあります。
それぞれの配線の安全を守るのが『安全ブレーカ』です。
安全範囲を超えた電気を使うと、安全ブレーカは自動遮断します。
使用している電気を減らした後、再度ブレーカのハンドルを上げると電気が使えるようになります。
エアコンや電子レンジ、大型家電は大きな電気を使うため専用回路配線にしてあるのが一般的です。
配線や電気器具が故障で漏電した時、自動的に電気を止めて感電や火災を防ぎます。
漏電遮断器の黄色いボタンが飛び出ていると漏電によって動作したことを示しています。
→お近くの電気工事店さまなどにご相談ください。
(北海道・東北・東京・中部・北陸・九州各電力管内向け)
契約電力の電流制限器がとりつけられます。
電力会社さまと契約している以上の電流が流れると自動的に切れるしくみとなっています。
配線器具の老朽化は最悪の場合は焼損・火災・感電をもたらします。
寿命が近づいたら、早めの取り替えをおすすめします。
コードを家具にはさんだり敷物の下にして使用したりコードを束ねて使用すると焼損や火災の原因となります。