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電気に関するFAQ

停電したときの対応は?

突然電気が消えてしまったら誰でも慌ててしまいますよね。

『電気が消えた』=『停電』と考えるのは早合点です。

では分電盤にどういう対応をすれば良いのでしょう。
下の順序にそって見てみてくださいね!

家全体の電気が消えた
1番へ
家の部屋の一部の電気が消えた
2番へ

1. 近所の家や外灯の様子は?

近所一帯(外灯も含む)が真っ暗(夜の場合)。
6番へ

いちおう分電盤の状態も見ておきましょう。
2番へ

どうやら我が家だけが電気が消えているようだ。
3番へ

2. 分電盤の状態を見てみましょう。ブレーカの状態は?

リミッター、漏電遮断器、安全ブレーカのいずれのスイッチも切れていない。
5番へ

分岐の安全ブレーカが切れている。
4番へ

分電盤
分電盤
ブレーカー部分(拡大)
参考:ONの状態
3. リミッターまたは主幹の漏電遮断器が動作した可能性があります。

ご自宅の分電盤を確認してみましょう。

ブレーカ部分(拡大)
参考:ONの状態

リミッターが切れている(東京などのリミッター付地区)場合。
1.使用していた電気器具を減らしてください。
2.リミッターを再び「ON」にしてください。

主幹の漏電遮断器が切れている場合。
漏電遮断器の表示ボタン(黄色(または白色)のボタン)はどうなっていますか?

A. 表示ボタンが出ている。

表示ボタンが出ている

①漏電遮断器のハンドルを下におろしてから再び「ON」にしてください。

②切れない
そのまま使用してください

②切れる
電気回路が異常です。
漏電の可能性もあります。
至急連絡先または電気工事店に連絡してください。

B. 表示ボタンは出ていない。

表示ボタンは出ていない

①使用していた電気器具を減らしてください。

②主幹の漏電遮断器のハンドルを下におろしてから再び「ON」にしてください。

4. 電気の使いすぎです!

」になっている安全ブレーカの回路でお使いの電気が、その回路の電気容量を超えています。
その回路(概ね部屋別になっていることが多い)でお使いの電気器具を減らしてください。

その後で...「」になっている安全ブレーカのハンドルを「」にしてお使いください。

」になっている右側のスイッチ
「切」になっている右側のスイッチ
ハンドルを上にして「」に戻しました!
ハンドルを上にして「入」に戻しました!

再び電気が切れてしまったら...
電気がよく切れる部屋やフロアの電気回路の容量が、お使いの電気器具の合計の容量より小さいためです。
一度にたくさんの電気器具を使うのを控えましょう。

その回路を分割・分岐するには工事が必要です。
お近くの電気工事店さまや電力会社さまにご相談ください。

5. 電球が切れたか、電気器具の故障の可能性があります。

ブレーカが切れていないのに、明かりが消えた...。
この場合、まずはコンセントからプラグが抜けていないか調べましょう。
次に、電球や蛍光灯の球切れかどうか調べてみてください。

くれぐれも濡れた手でコンセントやプラグには触らないでくださいね!!
!!感電する恐れがあります!!

明かりや電気器具にも異常がなくて...
1番で見たように、近所一帯が真っ暗でしたら、6番へ

6. 停電です。

ご使用中の電気器具のスイッチを切りコンセントからプラグを抜いておきましょう。
電力が復旧するまでお待ちください。停電の原因や復旧についてはお近くの電力会社へお問合せください。

3Pコンセントってなに?

電気配線のきまりである『内線規程』が改訂され、台所・洗面所・トイレなど水まわりのコンセントには従来、『接地(アース)極付コンセント』を使用するよう勧告されていましたが、このたび「義務的事項」となりました。

3つの穴のコンセント!? 3Pのコンセントって何?

電気製品で最近よくみかける3Pの電気プラグ。
これに対応するためのコンセントを『接地(アース)極付コンセント』といいます。

接地(アース)極付コンセント3p_img01.jpg
これらの電気製品は『接地(アース)極付コンセント』を使用するよう義務づけられました

従来、これらの9種類の電気製品は接地(アース)極付のコンセントを使用するように、内線規程で勧告されていましたが、このたび「義務的事項」として規定されました。

冷蔵庫
電子レンジ
洗濯機・衣類乾燥機
温水洗浄式便座
食器洗い機
エアコン
電気温水器
自動販売機
200V用コンセントは『接地(アース)極付コンセント』を使用するよう義務づけられました

住宅に施設する200Vコンセントには『接地(アース)極付コンセント』を使用することが義務づけられました。

接地(アース)極付コンセント
どうして接地(アース)極付が必要なのでしょうか?
水まわりのコンセントや水まわりで使う電気製品には
漏電の恐れがつきまといます!
  • 漏電した電気は、接地(アース)されていないと、その製品や配線器具などにたまったままになっています。
  • きちんと接地(アース)されていれば、その漏電を漏電遮断器が感知して、電気を遮断してくれます。
  • 接地(アース)されていない場合、せっかくの漏電遮断器も働きません!
    そんなときにもしも、人が触ったりしたら感電して危険です!

コンセントの設置数は決まってるの?

住宅の標準的なコンセント数は、家庭で使用する電気製品の増加に伴って見直されています。
(─電気配線のきまり 『内線規程』 の改訂による。)

住宅(部屋別)における標準的なコンセント数

エアコン、据付型電磁調理器、大容量機器、換気扇(トイレ除く)、庭園灯、浄化槽、給湯器、ベランダ、車庫などのコンセントは、下記の設置数とは別に考慮します。

余裕のあるコンセント数で快適な電気生活を送りましょう!

台所・食事室
場所 コンセント設置数(個)
台所 6(100V)/1(200V)
食事室 4(100V)/1(200V)
主な機器
●冷蔵庫●ラジオ●コーヒーメーカー●電気ポット●ジューサー・ミキサー●トースター●レンジ台●オーブン電子レンジ●オーブントースター●食器洗い乾燥機●電気生ごみ処理機●電熱コンロ●ホットプレート●電熱コンロ●電気ジャー炊飯器●ホームベーカリー●電気鍋●卓上電磁調理器
居室など
広さ コンセント設置数(個)
5㎡(3~4.5畳) 2(100V)/-(200V)
7.5~10㎡(4.5~6畳) 3(100V)/1(200V)
10~13㎡(6~8畳) 4(100V)/1(200V)
13~17㎡(8~10畳) 5(100V)/1(200V)
17~20㎡(10~13畳) 6(100V)/1(200V)
主な機器
●電気スタンド●ステレオ●ビデオ●DVD/CDプレーヤー●ラジカセ●扇風機●電気毛布●電気あんか●加湿器●ふとん乾燥機●ワープロ●パソコン●蚊とり器●ズボンプレッサー●テレビ●セラミックヒーター●ファンヒーター●電気カーペット●電気こたつ●電気ストーブ●掃除機●アイロン●空気清浄機●BS/CSチューナー●テレビゲーム機●FAX付電話●多機能コードレス電話●パソコン関連機器(モニター、プリンター)
トイレ
コンセント設置数(個) 主な機器
2(100V)/-(200V) ●温水洗浄暖房便座●空調●換気扇●電気ストーブ
玄関
コンセント設置数(個) 主な機器
1(100V)/-(200V) ●熱帯魚水槽●掃除機
洗面所・脱衣室
コンセント設置数(個) 主な機器
2(100V)/1(200V) ●洗濯機●掃除機●電気髭そり●洗面台●電動歯ブラシ●ホットカーラー●ヘアードライヤー●洗濯乾燥機●衣類乾燥機
廊下
コンセント設置数(個) 主な機器
1(100V)/-(200V) ●掃除機
コンセントの数え方

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コンセントの数え方は、コンセントの種類、口数に関係なく、1つと数えます。
つまり、1口でも、2口でも、さらに口数の多いものでも1個とみなします。

コンセント数の不足による危険とは?
危険な例(たこ足配線)
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安全な例
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コンセントの数が足りないと、つい延長コードでタコ足配線をしたり、
コンセントの定格以上の電流を使いすぎてしまいます!
  • このような接続は、電気コードが過熱したり、コードに手足をひっかけたりして危険です!
  • 住宅用分電盤の回路数に余裕があれば、コンセント回路を分ける工事でこのような危険を防止できます。
  • 家の新築、増改築などの際には、将来の電気使用量の増加を考慮し余裕を持って、予備回路スペース付きの器種や多めの回路数を持った器種の住宅用分電盤をお選びいただき、設置しておくのが後々便利です。

分電盤にも寿命がありますか?

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電気は私たちの大切な資源。
住宅用分電盤は大切な電気を日夜管理し電気生活を守っています。
住宅用分電盤も長年使用しているとさまざまな故障が現れてくる場合があります。

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住宅用分電盤の健康診断

簡単な定期点検で住宅用分電盤の健康診断をしてみましょう!
ひとつでも○があったらお近くの電気工事店さまにご相談ください。
また賃貸住宅の場合は貸主さまにご相談ください。

  点検項目 チェック欄
1 住宅用分電盤の表面が異常に熱くなっている   
2 住宅用分電盤の表面が異常に変色または焦げている。  
3 住宅用分電盤から異常な音がする。  
4 住宅用分電盤が破損・ひび割れや変形している。  
5 照明が急に明るくなったり、暗くなったりする。  
6 テレビの画面が大きくなったり、小さくなったりする。  
7 電気器具にさわるとピリピリする。  
8 電気を使うとブレーカが切れる。  
9 住宅用分電盤に漏電遮断器が付いていない。  
10 住宅用分電盤が取り付け後13年以上になっている。  

一般的に住宅用分電盤は13年が交換のめやすとなっています。
使用環境によって交換時期は異なりますが、定期的な点検を行って安全な電気生活をおくりましょう。

素人の電気工事は禁止されています!
ご自分でフタを開けたり電気工事をしないでください!感電の恐れがあります!

住宅用分電盤のお手入れ方法

分電盤の表面の汚れは、乾いた布で拭いてください。 汚れがひどくやむを得ず洗剤を使う場合は、水で薄めた中性洗剤に浸した布を水気の出ないよう固く絞って軽く拭いた後、再び乾いた布で拭く等して、決して水気が残らないようにしてください。水気は厳禁です!

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住宅用分電盤の苦手な場所です。
お宅では大丈夫ですか?
温度や湿度が高い場所
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ホコリの多い場所
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塩気や油蒸気が多い場所
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衝撃・振動が多い場所
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住宅用分電盤ってなぁに?

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テンパールの代表商品 = 住宅用分電盤

一家に一台、必ず設置されている住宅用分電盤
家の中のどこに設置されているかご存知ですか?
今回は分電盤のしくみについてご紹介します。
(写真は当社製品のものです。)

こんな経験はありませんか?
  • 掃除機を使用中に突然電気が切れた。
  • 電子レンジやエアコンなど多数の電気製品を使用中に電気が切れた。
  • どうも停電ではなさそうだ...。

部屋の中の電気製品の一部が使用できなくなっただけなのです。
これは分電盤の中に組み込まれているブレーカが動作したものによります。

分電盤はどこにあるの?

玄関入り口、台所などの壁の上部に設置されています。

回路数とは?

配線数のことで安全ブレーカ(配線用遮断器)の個数です。
上の写真は24回路です。ご家庭の分電盤は何回路ですか?

分電盤のはたらき

安全ブレーカ

安全に流せる電気の量には限界があるため、各部屋の電灯やコンセントなどに分けて配線してあります。
それぞれの配線の安全を守るのが『安全ブレーカ』です。
安全範囲を超えた電気を使うと、安全ブレーカは自動遮断します。
使用している電気を減らした後、再度ブレーカのハンドルを上げると電気が使えるようになります。
エアコンや電子レンジ、大型家電は大きな電気を使うため専用回路配線にしてあるのが一般的です。

漏電遮断器

配線や電気器具が故障で漏電した時、自動的に電気を止めて感電や火災を防ぎます。
漏電遮断器の黄色いボタンが飛び出ていると漏電によって動作したことを示しています。
→お近くの電気工事店さまなどにご相談ください。

電流制限器(リミッター)用スペース

(北海道・東北・東京・中部・北陸・九州各電力管内向け)
契約電力の電流制限器がとりつけられます。
電力会社さまと契約している以上の電流が流れると自動的に切れるしくみとなっています。

配線器具にも寿命があるの?

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こんな現象は危険信号です。お近くの電気工事店さまにご相談ください。
壁スイッチ
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プラグ&コードセット
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配線器具の老朽化は最悪の場合は焼損・火災・感電をもたらします。
寿命が近づいたら、早めの取り替えをおすすめします。

コードを家具にはさんだり敷物の下にして使用したりコードを束ねて使用すると焼損や火災の原因となります。

こんな場合は短寿命の原因になります。早期点検、早期交換をおすすめします。
定格容量ギリギリの使用
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ホコリの多い場所での使用
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スイッチの使用頻度が多い場合
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塩気や油蒸気が多い場所での使用
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高温・多湿や低温場所での使用
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コンセントの抜き差しが多い場合
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